モルモン教の預言者ジョセフ・スミス

モルモン教の会員はジョセフ・スミスについて深い尊敬の念を抱いていますが、会員が礼拝しているのはジョセフ・スミスではありません。

今日、この時代に何かを礼拝するということは、しばしば奇妙で混乱しているように見られています。それが世の中の主な宗教と違う場合は、なおさらほとんど狂気とさえみなされてしまいます。

ですから末日聖徒イエス・キリスト教会の会員が、モルモン教(1830年)の創設者であるジョセフ・スミスという名前を何度も口にするとき、会員たちは彼をどうみなしているのか、疑わしく思わずにはいられないかもしれません。会員がジョセフを礼拝しているのか否かを見出すには、モルモン教の会員とは本当はどのような人であるかを知ることが最も容易な方法でしょう。

 

モルモン教の会員がジョセフ・スミスを礼拝しているように見える理由

ジョセフ・スミスはモルモン教においては、まさに極めて象徴的な人物です。まず第一に彼は教会の創設者として敬意を払われています。宣教師は誰でも、そして子供に至るまで教会について話す時には彼について話します。小説、像、映画では彼は偉大な人物として描かれています。何はさておきモルモン教が、そのような人物を礼拝すると考えるのは簡単なことです。教会員は彼の教えを読み、研究しています。彼の説教を宣べ伝え、彼の生涯から人々に励ましや霊感を与えています。これらのことを他の宗教の神々や敬愛される指導者と比べると、それはあたりまえに見えることでしょう。   

一人の男性を取り巻く敬意や注目について思いをめぐらせると、モルモン教はジョセフ・スミスを礼拝していると考えるのは簡単です。しかしながらモルモン教の教義から見るならば、それはできないことだということを知ると驚く人もあるかもしれません。礼拝する行為は神とその御子イエス・キリストに厳密に制限されているからです。

最初の示現

ジョセフ・スミスが父なる神とイエス・キリストにまみえた光景の最初の示現の作品

ジョセフ・スミスがモルモン教の会員にとって重要な人物である理由

ではなぜ預言者ジョセフ・スミスにすべての賛辞や注目が集まるのでしょう?この疑問に対する答えは霊的なものと理にかなったものがあります。ジョセフ・スミスや彼の記したことへの信仰なしには、イエス・キリストが天に昇られ、使徒たちが殺された後に失われてしまった教会を、ジョセフが回復したという正当な主張は存在しません。モルモン教はイエス・キリストを礼拝しますが、ジョセフ・スミスは福音を回復し、世に広めるための仲立ちであると見なされています。彼と父なる神とその御子イエス・キリストへの証(最初の示現)、モルモン書、神権の回復、現代の啓示やその他の預言的な主張、教会は失われたままで効力を失っていたでしょう。   

最初の示現。

最初の示現。この示現で、預言者ジョセフ・スミスは父なる神とその御子イエス・キリストにまみえ、御二方と言葉を交わした。

これらのすべての教義はモルモン教の信仰と信条にとって必要なものであっても、その礼拝する対象はイエス・キリストでなければなりません。モルモン書はその表紙にあるように、イエス・キリストのもう一つの証である聖文として重要です。彼らはキリストの御名により祈り、教え、愛し、主の神聖な生涯に畏敬の念を抱いており、救い主の贖いによる苦しみと死によってのみ、人は主の御前に戻ることができると信じています。祈りや聖文を読み、教会の集会や神殿で学ぶすべての究極の目的は、キリストに目を向け、より主に近づくためのものです。アモス書3:7に「まことに主なる神はそのしもべである預言者にその隠れた事を示さないでは、何事をもなされない。」とあるように常に預言者を召してこられました。しかし世のあらゆる神権時代にあって主の業を促進し、人々にキリストについて教えるにあたり、ジョセフ・スミスはモルモン教の会員たちの中にあって、特別な位置にある者として尊敬の念を抱かれています。

(モルモン教:回復のメッセージ)

 

モルモン教の会員は誰を礼拝しているのでしょうか?

古代の予言者アブラハムやモーセのように、モルモン教の会員たちは、ジョセフ・スミスを神の御旨を成し遂げた人としてたたえています。彼は重要な人物です。なぜなら彼がなしたことを信じるということはモルモン教がどのようにして存在するようになったかを理解することだからです。モルモン教は彼を礼拝しますか?いいえ。しかしモルモン教がイエス・キリストを礼拝するに至るには、彼は必要不可欠な人物であることがわかります。

モルモン教の会員とジョセフ・スミスについての疑問などについてお話ししたい場合、このリンク をクリックし、「チャット」に進むか、以下のアドレスにメールしてください。[email protected]  

この記事はモアグッド財団により投稿されたものです。

翻訳者:高根澤 リエ

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