2012年6月のある日、夫とわたしはニューヨーク州パルマイラに立ち寄りました。わたしは何年もの間、その聖なる森に行きたいと思っていました。その森や末日聖徒イエス・キリスト教会(「モルモン教会」と誤った名称でたびたび呼ばれる)の歴史的な場所を訪問する機会がついに来たことに、わたしはとてもワクワクしていました。朝とても早い時間だったので、幸運にも自分たちだけでしばしその場を味わうことができました。
スミス家族宅の近くを歩き、わたしたちしかいないのをいいことに森へと戻りました。美しい木々の森を静かに歩きながら、心の中で思いました。「天父とイエス・キリストはここに現れたんだわ!」その思いは、畏敬の念と敬虔な思いでわたしを満たしました。以前にも聖なる場所を訪れたことはありますが、これは素晴らしい、類のない経験でした。
わたしは、末日聖徒イエス・キリスト教会の会員である信仰深い両親の元に生まれました。教会の教えの中で育てられました。生まれてこの方、最初の示現の話を聞いてきましたが、実際に起こった場所にいると、それが真実だという個人的な証が強まりました。
14歳の少年だったジョセフ・スミスは、1820年にニューヨーク州北部で彼を取り巻いていた騒動にもがいていました。彼は霊的事柄をとても真剣に受け止める信心深い少年で、異なるキリスト教宗派間の自分こそが唯一の真の教会だと主張する口論により混乱していました。彼は必ず正しい教会に加わりたいと思っていました。欽定訳聖書のヤコブ書1:5を学んだ後、どの教会が正しいか知るために祈りを通して神に願い求めるよう促しを受けました。ジョセフは、信仰を持って神に願い求めるならば、答えを受けるという信仰を持っていました。
1820年のある春の日、ジョセフは早起きをし、独りになるために散歩に出かけました。家の裏にある森に入って行き、やがて祈るためにひざまずきました。そこでの経験は彼の想像をはるかに超えたもので、今でも続く、止めることのできない一連の出来事の始まりでした。年若い少年の祈りの答えとして、父なる神とその御子イエス・キリストがその森に姿を現され、ジョセフ・スミスと顔を合わせて話をされました。お二方は、その時の地上にあるどの教会にも完全なイエス・キリストの福音がないので、加わらないようにと告げました。
その訪れだけで、複数の驚嘆すべき真実が地上に回復されました。― 父なる神とイエス・キリストは触れることのできる肉体を持った別々のお方であるということ。お二方がジョセフを個人的にご存知で、心にかけておられるということ。(それは私たちについても同じです。)完全な福音が地上から失われていたということ。それはジョセフが、神とイエス・キリストからの指示を携えた、天からの再びの訪問を受ける3年前でした。その後数年に渡り、ジョセフは地上から失われていた真理を回復するという使命を果たせるように、教えられ、備えられました。
末日聖徒イエス・キリスト教会は、今日地上に存在する唯一の真の教会です。これは、他の教会に価値や真理がないという意味ではありません。人々をイエス・キリストに近づけるために献身的な多くの善良な人々がいて、そのような教会があります。しかし、イエス・キリストご自身が完全な福音を回復され、末日聖徒イエス・キリスト教会にはそれがあると世に宣言されたのです。
これらの真理は200年近く前に、ニューヨークの美しい森で回復されました。わたしはこれらの真理がわたしの人生に影響を与えたのを感じ、ジョセフが見たと言っていた事をその森で見たという静かな証を感じました。彼は知っていました。彼は神が知っているということを知っていました。そしてわたしは、それが真実だと知っています。
この記事は、末日聖徒イエス・キリスト教会の会員、ドリス・ホワイトによって書かれました。
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